あの有名なタイの感動CMが、ある実話を元に制作されていた事をご存知ですか?

タイの小さな商店街で盗みを働いた少年。

盗んだものは痛み止めの薬と栄養ドリンク。

「なんでこんなもの盗んでくの?」
と声を荒げる薬屋のおばちゃん。

そこに止めに入った食堂のおじちゃん。

「お母さんにあげたくて・・・」
と うなだれる少年。

「お母さん病気なの?」

食堂のおじちゃんがそうたずねると、
少年はコクンとうなずきます。

おじちゃんは、おばちゃんに薬代を支払い、
娘に店の野菜スープをもってこさせて少年に渡しました。

気まずさからおじちゃんに渡された薬とスープを
奪い取るように少年は走り去っていきました。

あれから30年後・・・

この動画はタイの携帯電話会社、
「True Move H」のCM。

YOUTUBEに公開されて世界中から大反響を呼び、
再生回数はすでに260万回を突破しています。

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実はこのCM、
ある実話が元になっているそうです。

アメリカの著名な産婦人科医となった
ハワード・ケリー(1858-1943)氏は、
子どもの頃貧しい暮らしを送っていました。

ケリー氏は、空腹の為、
何か食べ物をめぐんでもらおうと
ある家の扉を叩きます。

そこから出てきたのは1人の若い女性。

少年だったケリー氏は恥ずかしくなってしまい、
「水を一杯ください」としか言えませんでした。

ケリー少年の様子にすべてを察した
この女性は、水の代わりに大きなグラスに
ミルクを注いで持ってきました。

ケリー少年は「お代をお支払します。」
と言いましたが、

女性は、「親切な行いに対して、
お金を受け取ってはいけないと母から教えられたから
いらないわ」と答えます。

数十年後、その女性は非常にやっかいな
当時珍しい病気にかかってしまい重体となりました。

地元の医師では手が負えず、治療のために
全米から専門の医師たちが呼ばれます。

その中に、あのケリー氏がいました。

ケリー氏は全力で治療に当たり、
女性は無事に難病を克服し元気に退院していきました。

彼女が退院した数日後、請求書が自宅に届きました。

支払いは相当な高額であることが
わかっていましたが、そこには

「コップ1杯の牛乳によって支払い済み。
ハワード・ケリー」

と書かれていたそうです。

ケリー氏はこの女性が、あの時ミルクをくれた女性だと
わかっていたのでした。

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心が動かされる瞬間、
それは見返りを求めない善意に触れた時。

どちらも現代の私達が忘れかけている心の部分に
グサリと刺さるようなストーリーです。

こういう優しい気持ちを忘れる事なく
いつまでも持ち続けていたいものですね。

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